土曜チャレンジスクール、通称「土チャレ」は、さいたま市のチャレンジスクール推進事業として、土曜日に学校の教室を活用し、地域と学校が連携して、子どもたちに学ぶ楽しさを教え、基礎学力の向上や、学習習慣の定着を図るとともに、地域社会の中で子どもたちを育てることを目的に実施されています。
学ぶ楽しさ、みんなの居場所
内谷中では、ほぼ隔週土曜日の午前中に開催されていて、現在23名の生徒が在籍しています。
数学、G.S(英語)を中心に勉強していますが、科目にはっきりとした決まりは無く、その時に自分が学びたいものや、分からなかったところ、宿題などを、地域の方や教員OBの「ボランティア先生」に教わりながら、学校や塾とはちょっと違ったリラックスした雰囲気のなかで学習しています。
時には、ボランティア先生が一人ひとりに合わせてじっくり丁寧に指導してくださることもあります。分からないところは納得いくまで質問できるのはいいですよね。
生徒は部活などで休んだり、遅刻したりすることもありますが、休日にもかかわらず自主的に学びに来ています。
真剣な中にも、冗談や笑いもあり、高野先生やボランティア先生たちが醸し出す、優しい雰囲気のなか、みんなで楽しく学んでいます。
ボランティア先生に内谷中の子どもたちの印象を聞いてみたところ…
- やる気が出るとしっかりやる!
- 素直!やるべき事をきちんとやっている。
- 自主性があり、朝の読書や部活動での自主練習など、先生の見ていないところでも真面目にこなしている。
- 休みの日なのに自主的に来るのは偉い!!
とても良い印象を持ってくださっているようですね d(d´∀`*)
内谷中の土チャレは、学校地域連携コーディネーターの高野先生が会場準備などの実務を担当しています。
高野先生は教員生活30年以上の大ベテランで、校長先生・市教委などを経て、内谷中にてはじめての学校地域連携コーディネーターになられてから今年で4年目。
この夏からあらためて苦手な英語の勉強を始め、生徒の質問に答えられるよう3月の高校入試問題での高得点獲得を目標にがんばっているそうです!!
そんな高野先生に聞いてみました。
Q:朝、生徒の見守りをしていただきありがとうございます。生徒たちの登校マナーはいかがですか?
A:1年目はあいさつをしても「誰だ?」という感じでしたが、今はよくあいさつが返ってくるようになりました。
Q:土チャレを通して生徒たちに伝えたいことは
A:チャレンジスクールは楽しいよ! みんなの居場所だよ! 力がつくよ!
とのことでした。
どんな活動をしてるのか、なかなか知る機会の少ない「土チャレ」ですが、こんなところでも地域のみなさんとつながり、お世話になっていたんですね!
担任の先生にはちょっと言いづらかったり、教科の先生にはなんとなく聞けないことなど、高野先生やボランティア先生に相談してみたらいいかもしれません。人生の大ベテランでもあるみなさんに、励まし暖かく見守っていただけそうですねヾ(´▽`*)ゝ
土チャレは参加無料です!
基本的には年度初めの募集ですが、興味がありましたらぜひ一度、高野先生に相談してみてはいかかでしょうか?
いつもは昇降口2階入ってすぐの事務室にいらっしゃいます。いつもニコニコ優しく気さくな方ですので、お気軽に声をかけてみてください。
学校地域連携コーディネーターってどんなお仕事?
地域と学校が連携・協働して、子どもたちが地域の中で健やかにはぐくまれる環境づくりを推進するために必要な活動を支援してくれています。
内谷中では、登下校などの安心・安全確保の支援や、学校行事の支援、土曜チャレンジスクールの運営支援や、近隣小学校で行われるお祭りの中学生ボランティアの募集の取りまとめなどをしてくれている、内谷地区には欠かせない「学校と地域を結ぶ」連絡・調整役です。
みなさんのまわりでこういったことにお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談してみてはいかがでしょうか (b゚v`*)